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ユダヤ国際金融資本家の誕生

★アシュケナジム・ユダヤ人

アシュケナジムとセファルディムは、今日のユダヤ社会の二大勢力である。イスラエルでは一般に、前者がヨーロッパ系ユダヤ人、後者が中東系ユダヤ人を指す語として大雑把に使われる場合があるが、これはオスマン朝からイギリス委任統治期を経てイスラエル共和国建国後に至るユダヤ教の宗教行政において「オリエントのユダヤ教徒」(Yahudei ha-Mizrah)がセファルディムの主席ラビの管轄下に置かれていたことに起因する。

彼らは当初は、ヨーロッパとイスラム世界とを結ぶ交易商人だったが、ヨーロッパ・イスラム間の直接交易が主流になったこと、ユダヤ人への迫害により長距離の旅が危険になったことから、定住商人へ、さらにはキリスト教徒が禁止されていた金融業へと移行した。「ユダヤ人高利貸」というステレオタイプはこのようなキリスト教社会でのユダヤ人の職業に由来し、これに対しイスラム社会のユダヤ人にはこのような傾向はなかった。

近代、フランス革命による平等思想の啓蒙や、ポーランド分割による国境の消滅により、アシュケナジムの中にはふたたび西欧に戻ったり、新大陸へと移住したりするものも現れた。しかしその大多数は現在のポーランド、ベラルーシ、ウクライナ西部(ガリツィア)の三地域に居住した。

19世紀末から20世紀前後にロシア帝国のポグロムや反ユダヤ政策、ヨーロッパ諸国での反ユダヤ主義勃興により、ユダヤ人自身の国民国家を約束の地に建国することを求めるシオニズムの思想が生まれ、ポーランドやロシアなど東欧からオスマン帝国領のパレスチナに入植する人々が現れた。
第一次世界大戦後に独立を果たしたポーランド共和国は、ポーランド分割以前のポーランド国家であるポーランド・リトアニア共和国同様、再び世界最大のユダヤ人人口を抱える独立国家となった。このときユダヤ系の右翼とキリスト教系の右翼との間で緊張関係が続いた。いっぽうでユゼフ・ピウスツキは開発独裁の立場から、イグナツィ・パデレフスキなどの派閥は自由主義の立場から、ユダヤ教徒とキリスト教徒の融和を模索していた。そのころドイツではナチスが台頭し、多くのユダヤ系ドイツ人がアメリカ合衆国やイギリス委任統治領パレスチナに逃げるように移住していった。これらの結果、現代のアシュケナジムは主にアメリカ合衆国かイスラエルに住む。

★ユダヤ人による金融支配

中世になってルネサンスや宗教改革が起こり、政治と宗教が分離されました。
それまではキリスト教会が政治権力や司法権を握っていたのですが、プロテスタント運動などによって、政治権力や司法権は国王に移り、その後、フランス革命などを経て国民が力を持つようになったのです。

教会は国民の経済活動に口が出せなくなり、利子を取ることは罪悪ではなくなりました。
ところが、それまで利子は罪悪だっただけに、金融の技術はほとんどの人々にとって未知のものでした。
その技術を持っていたのは、ユダヤ人だけだったのです。

中世には、弾圧を受けたユダヤ人の移住が何回も起こりました。
ユダヤ人の金融家は、この離散状態を生かし、貿易決済業にたずさわるようになり、為替技術を発達させます。
また、貿易商人から毎月積立金を徴収し、船が海賊や遭難の被害にあったときの損失を肩代わりする保険業や、事業のリスクを多人数で分散する株式や債券の考え方も生み出します。

また、中世にはユダヤ人だと分かっただけで財産を没収されることもあったので、ユダヤ人にとって自らの名前を書かねばならない記名型の証券は安全ではありませんでした。
そのためユダヤ人の金融業者たちは、無記名の証券である銀行券を発行・流通させる銀行をヨーロッパ各地で運営していました。
この技術は、やがてヨーロッパ諸国が中央銀行をつくり、紙幣を発行する際に用いられます。

このように、現在の金融業は、ユダヤ人の迫害から生まれてきたともいえる技術なのです。
ユダヤ人は自らの構築した金融システムのノウハウを積極的に提供してきました。
それが、産業革命という時代の波にのり、資本主義を世界に広めていくことにつながります。

産業振興や、市場獲得のための侵略戦争など、国家の運営に必要な資金を最も上手に調達できるユダヤ人は、ヨーロッパの各国の王室にとって「なくてはならない存在」となり、国家財政や金融政策を担うようになりました。その中でも最もユダヤ人を重用したのはイギリスです。
世界各地を植民地化していった大英帝国にとって、各地に分散するコミュニティをつないで貿易や金融の取引をしていたユダヤ人の技術が必要だったのでしょう。

この時代に民間資本家としてイギリスの国家運営に最も影響を及ぼしたユダヤ人は、ロスチャイルド家の人々でした。
小さな島国であるイギリスが驚異的な世界進出を成し遂げ、世界の地上面積の5分の2を支配していた裏には、ロスチャイルド家の金融技術があったと言っても過言ではないと思います。

「国際金融資本に支配される世界」より。
by kabu_kachan | 2013-01-01 14:18 | ユダヤ | Comments(0)
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