真珠湾攻撃の真相(1)

ジョン・コールマン著「新版300人委員会」(上)より引用。

秘密主義はルーズベルト政権の代名詞となる。ルーズベルト大統領、スティムソン、ノックスらは、日本海軍による真珠湾攻撃計画を一ヵ月前から知っていた。にもかかわらず、彼らは国民に情報をひた隠しにしていた。そして1941年12月、真珠湾が‵奇襲’された。これはルーズベルトにとって‶渡りに船”となる。彼はどうにかして、アメリカをイギリス側につかせて欧州の戦争に参戦させようと策略をめぐらしていたのだ。真珠湾が攻撃されてからは、アメリカ国民はさまざまなでっち上げを吹き込まれ、「ドイツがアメリカに侵攻しようとたくらんでいる」「ドイツの同盟国である日本が真珠湾を襲ったのはその前触れだ」と信じ込まされてしまったのだ。
それでも、「ルーズベルトを信じてはいけない、第一次世界大戦と同じくアメリカはヨーロッパの戦争に介入する理由はないのだ」と警告する声は上がった。参戦に強く反対していた有名な飛行家チャールズ・リンドバーグや反戦議員たちによるものだ。しかし彼らが鳴らした警鐘も、タヴィストック研究所の宣伝工作にかき消されてしまった。
しかしここで一番注目すべきは、真珠湾奇襲攻撃という「人為的に作られた状況」が世論を変えたことだ。ルーズベルトはこうなると十分わかっていたのだ。タヴィストックは、同盟国を通じて枢軸国にもプロパガンダ活動を行なった。その戦略目標は、枢軸国の国民を自国政府から切り離すことであった。そこで取られた戦略は、戦争責任は政府のみにあると宣伝することであった。同盟国は敵本土に向けてラジオ放送を流し、空からは宣伝チラシをばらまくことで、宣伝活動を行なったのである。
第二次世界大戦中のアメリカ政府の情報宣伝機関は、戦時情報局(OWI)と戦略事務局(OSS)であった。OWIはタヴィストックが作成した‶情報″を内外にゆきわたらせる役割を担う機関で、OSSは現在のCIA(中央情報局)の前身だ。いずれも、敵に対する心理戦を行なうためにタヴィストックが創設した組織だ。欧州戦域最高司令部におけるOWIとOSSの活動は、タヴィストック研究所の社会科学者が指揮する心理戦局のもとで軍事行動と連携して行なわれた。
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by kabu_kachan | 2013-02-12 18:39 | 歴史 | Comments(0)
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